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看護師Keiの自転車世界一周の旅【第4回:再スタート】

盗難に遭った自転車も負けない意地と人々の支えで取り返し、また同じ自転車で
旅を続けれられるようになりました。

自転車は戻りました。しかしそれで「ありがとう。さようなら。」とまたすぐ
旅に戻るということはしたくはありませんでした。
自転車捜索に協力し応援してくれた未だ見ぬ多くの人々に一日少しの人数でも
いいから直接対面を果たし、感謝の気持ちを伝えたい。それが使命だと思った僕は
ビザが切れるぎりぎりまで武漢に残りました。

それまで続けていたボランティア以外にももっと多くの人々と会える機会を増やし
同時に大学などからの講演会も引き受けるようになりました。

講演会の内容は現在や過去の旅やボランティアの話だけではなく、僕が考える
「優しさとは」「助け合いとは」も含めた盛りだくさん。回を重ねるごとに
話したいことも増えていきますが、質問も入れて3時間の内容です。
その後の反響は自己ブログに少し掲載しています。

一都市に数週間、一ヶ月以上いることでより地元の方達との繋がりが深くなりました。
特に、講演会を通して仲良くなった全国から集まる大学生たちとの繋がりは
その後の旅をよりスムーズに楽しくさせるものでした。

盗まれて戻って来なかった自転車の大切な装備を整えるのとビザの再取得の為に
一ヶ月間一時帰国をしました。もちろん、自転車と荷物は旅が停止した武漢の
友達の家に置いたままです。

久しぶりの友人や家族との再会、懐かしい故郷の料理をいただき、再出発に臨みます。

27年間住んだ国と愉快な友達はまた旅の楽しさとは違い居心地が良くて、ついつい
長居しそうになってしまいましたが、武漢に置いてきた自転車のことは忘れていません。
装備を整え、再び中国に戻りました。

湖北省武漢で結婚式などのイベントや新たなボランティアに参加するなどして
さらに一ヶ月滞在した後、河南省南陽市に拠点を置くまで数都市を周りました。
時には一緒に走ってくれる優しい仲間もいます。

道中では家に泊まらせてもらうだけでなく食事に誘ってくれる人々、「お代は
いいから頑張ってね。」とご飯をくれる食堂、わざわざ車で追いかけて来て
飲み物をくれるおじさんや、フルーツをくれる村のおばさんなど様々な優しさに
触れながら、旅の再スタートは切られました。

浙江省杭州から新しい旅のパートナーも加わりました。

自転車「アンパンマン号」にちなんで名前は「チーズ」。
シマリスの子供で、時にはおしっこされるもちょこんと肩に乗って一緒に
歩くのが好き、いつも一緒に果物を半分こして食べる可愛い相棒です。
暑くて使わない寝袋など今は不用な物を西安に送ってしまったので空いた
荷台の荷物の上がチーズの座席になりました。
この夏の暑さで溶けるチーズになりそうで心配です。

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