モベル店長&スタッフ発、海外ケータイ電話事情!

ミステリアスな8つの地下都市とトンネル

アメリカ・シアトル
昔のシアトルは地下にあった?

アメリカはシアトルには、旧市街を探検するツアー「Bill Speidel’s Underground Tour」があります。なんと、シアトルの旧市街は地下にあり、1950年頃まで忘れていたと言うのです。
新聞「シアトル・タイムズ」のコラムニストであり、歴史学者でもある今は亡きビル・スピーディルが、この旧市街を紹介すれば観光収益を得られると地方自治体を説得したのがこのツアーの始まりでした。
1889年にシアトルの街を壊滅させた大火事について、新しい街を約2.5メートル上方に再建した理由、疫病が流行する原因ともなった悪夢のような配管設備、そしてこの地下街がなぜ最近まで忘れられていたのか等、ユーニークなガイドの話を聞きながら、銀行の金庫やトイレ、正面玄関等をはじめとする跡地を見て回ります。
Bill Speidel’s Underground Tour

 

中国・北京
北京市の地下に広がる巨大な防空壕

北京市には大きな地下空間があるのをご存知ですか?これらは「北京地下城」とも呼ばれています。
1968年、ソ連との核戦争を恐れた毛沢東は市民に、トンネルを掘り、食品を蓄え、戦争に備えるようにと命令しました。そして、約30万人の北京市民がシャベルやバスケット(まともな機械や道具がない時代…)その他ありとあらゆる道具を使い、彼らの住む街の地下に85キロ平方メートルにも及ぶ地下避難所を作り上げたのです。
もちろんこのトンネルが必要になることはなく、ある時はおよそ100あった地下城への入り口も最終的に次第に閉鎖されて行きました。(内部は広い範囲が浸水し、真っ暗である。)しかし、地元住民の中には、未だに閉鎖されてないいくつかの入り口を知っている人もいるそうです。
外国人を対象に北京市が提供していた地下見学ツアーは、2008年、改装工事を理由に閉鎖されました。以来、再オープンする見込みはないようです。

 

フランス・ヴォクリューズ県
新石器時代から人が住み続けた村

フランスのヴォクリューズ県にあるバリー穴居人村には、新石器時代(紀元前6千年〜3千年)に作られた建物が残存し、その建物は20世紀の初め頃まで住居として利用されていたそうです。
ローヌ渓谷を見下ろす丘の上に建てられた洞穴や石造りの住居には、連続的な倒壊により多くの住居者が犠牲になった19世紀まで人が住み続けていました。最後の住居者である一人の未亡人とその使用人は、20世紀の始めに安全上の理由から立退かざるを得なかったようです。
この村はボレーヌ市からD26を北に2km向かった位置にあります。

 

ペトラ・ヨルダン
新・世界七不思議の一つ

ヨルダンの最も人気の観光地である歴史と考古学の街ペトラ。誰も訪れたことのない85%にも及ぶこの街の大部分が、手付かずのまま今もなお地下に存在すると言われています。
岩壁を削って作られた宝物殿(アラビア語でエル・カズネ)や何世紀も前の作られた王家の墓など、すべてが圧巻です。エル・カズネをどこかで見たことがある方も多いのでは?そう、ペトラ遺跡は「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」のロケ地なのです。
ペトラはユネスコ世界遺産の一つで、2007年には新・世界七不思議にも選ばれました。

 

ムースジョー・カナダ
トンネルに隠された2つの歴史

サカチュワン州ムースジョーのトンネルに隠された2つの歴史。それぞれの歴史に基づいた見学ツアーが用意されています。
1つ目の歴史は、労働者とトンネルについて。ムースジョーの建物地下で働く労働者達が、気温が氷点下になる外部に出ることなく機器類を運べないかと考え抜いた末にできたのが、このトンネルです。多くの労働者は低賃金で働く中国系移民の人々でした。彼らはこのトンネルを住居としても利用していたようです。1920年代後半には、ムースジョーのあちこちに存在していたアメリカの秘密結社クー・クラックス・クランから身を守る隠れ場としても役立ちました。
2つめは、禁酒時代とトンネルの関係です。もぐり酒場や売春宿、そしてカナダとアメリカ両方の違法アルコール飲料流通の中心地であったムースジョー。このトンネル内でも取引が行われていたのです。アメリカのギャング、アル・カポーネの隠れオフィスがこのトンネル内にあったとも言われています。
Tunnels of Moose Jaw

 

トルコ・カッパドキア
デリンクユ地下都市

世界中に数ある地下都市の中でも、興味がある方にとってカッパドキアは一番訪れたい場所ではないでしょうか。多数の階(確認されているのは地下8階まで。地下14階にもなるという説もあるそうです!)から成り立つこの地下都市は85メートルの深さに及ぶ世界で一番深い地下都市です。
これは、単なるトンネルではありません。デリンクユには、ワイン貯蔵庫や食料庫、礼拝所、教室、馬小屋までさまざまな設備があるのです。また、7世紀に建てられた何万人もの人々を収容できる住居スペースも存在します。
観光客が入場できるエリアは一部のみ。現地ツアーも用意されています。

 

フランス・パリ
約600万人が眠るパリのカタコンベ

約600万体の遺骨が収められているパリのカタコンベ。以前は採石場として栄えた場所です。
18世紀、パリのサンイノセント教会では、一カ所にあまりにも多くの死体が集められるために、手のつけられない状態となってしまいました。何年もの議論の末、この採石場が墓地に選ばれました。遺骨を掘り起こし、このトンネルへ移すことになったのです。
カタコンべ(地下墓地)の頭蓋骨や大腿骨の山は、見事に規則正しく積み重なっています。今日では「世界で最も不気味な観光地の一つ」として世界各国から観光客がやってくるそうです。

 

アメリカ・ポートランド
アメリカにあるシャンハイ・トンネル

ポートランドの地下には、チャイナタウンから下町を通ってウィラメット川に続くトンネルがあり、数多くのバーやホテルの地下室と繋がっています。地上の渋滞を避け、船でこれらの施設に荷物を運ぶ事が本来の目的だったようです。
話は19世紀に遡ります。「麻薬を入りの酒を飲ませ、意識がなくなったところを誘拐。被害者達はポートランドの港から出航する船の奴隷として身売りされていた・・・」これは巷で有名な話です。トンネルは存在しますが、この「ポートランド・シャンハイ・トンネル」の話が実話なのか、それとも作り話なのかは定かではありません。

 

参照元:http://matadornetwork.com/trips/8-underground-cities-and-tunnels-you-can-visit/

この記事を書いた人: 西郷 (ライター)

モベルとの出会いはかれこれ10年以上前。現在主にSNSやブログ担当ですが、古株ということもあり、頼まれればなんでもやっちゃうなんちゃってライター!7年ほど前に伊に引っ越してきて以来、海外携帯のモベルで唯一の伊在住スタッフとして頑張っています。

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